REC レック3 ジェネシスと前2作との比較

RECシリーズの三作は連作でありながら、異なった雰囲気を醸し出す作品です。

第1作の「REC」は、ウィルス感染の恐怖や襲い来る感染者の恐怖といったものが際立っているが、2になるとウィルスのメカニズムが解明され、空気感染はしないこと、悪魔憑きが関係していることが分かります。

これにより、ウィルスの恐怖は和らぎ、その代りに悪魔憑きへの恐怖といったオカルトテイストなパニックホラーといった雰囲気を醸し出しています。

また、撮影の手法は1、2ともにPOVを用いていますが、1作目はTVリポーターが主人公ということで、少し客観的な映像が多かったのに対し、2作目はSWAT隊員のヘルメットに装備されたカメラによる映像が主で、より主観的に体感できるといえます。

そして、このRECの特徴でもあるPOVが途中までしか使われないのが「REC レック3 ジェネシス」、最新作です。

通常の映画の撮影方法で撮られるため、これまでのRECらしい狭い場所、狭い視野の中での恐怖感は薄らぎますが、大きい画面だからこその派手なアクションが魅力の作品に仕上がっています。

感染力の速さから少しゾンビ映画のようなテイストもあり、前作になかったコミカルな部分もありと、1、2作目と違った作風が楽しめる作品になっています。